筒状になった器具の代表格であるパイプは、片方に乾燥・熟成を施したタバコの葉を詰めて火をつけ、もう一方の端から吸い込んで行なう喫煙の道具である。
古くは、新大陸の一部の先住民族の文化が、新大陸を求め欧州圏から渡来したものたちによってまず最初に欧州圏に伝えられ、さらにそこから世界各地に伝播していったものであるといわれている。
この過程で世界各地では現地で発達した様々な形の喫煙具が登場する。
しかしながら基本的には南北アメリカの先住民が行っていたとされる「パイプによる喫煙」が原型となり、今日の「筒状の喫煙具を使う喫煙手法」は「パイプ喫煙」とそれに準じる器具の変形とみなすことができる。